コードのレシピは、タイトル通り「理論を知ってコードをお洒落にアレンジする」ための教材です。理論を理解した上でボイシングやテンションコード、オブリガートを使ってお洒落にアレンジしていきます。
上巻は「コード理論・ボイシングアレンジ」、中巻は「テンションコードアレンジ」、下巻は「オブリガートアレンジ」です。中巻・下巻をスムーズに身につけるためにもこの上巻がとても重要です!
やはり基本が重要
上巻がなぜ重要なのかと言うと、コードのアレンジには絶対に理論が必要だからです。
例えばコードにテンションを付けてジャジィにアレンジするとき、そのコードだけを見るとダメなんです。そのコードが「曲にとって何番手でどういう役割なのか?」という部分でテンションが違うからです。
となると「テンションってなに?」という事になるんですけど、そうなると「そもそも3和音ってなに?」「4和音ってなに?」という基本的な理解が必要になるんですね。下巻のオブリガートも基礎が分かっているとかなりスムーズにマスターできます。
こういう理由で、基本的なコード理論やボイシングを解説しているこの上巻がとても重要なんです。
8割はバッキング
・コード演奏がいつも単調
・アレンジ方法が分からない
・自信を持って弾けない
こんな悩みを持ったギタリストはとても多いと思います。ギターと言えば華やかなのがソロ。なのでどうしてもコードが疎かになってしまうんですね。(ギタリストあるある)
でも実際のギター演奏って8割がコードバッキングです。その8割を締めるコードがいつも単調…なんてとてももったいないですよね。コードのアレンジができればその8割を今まで以上に楽しめます。どれだけ楽しめるかが想像できると思います。
理屈がわかれば楽しい!
「でもコードのアレンジって難しいんでしょ?」
実はそうでもないんです。いや、実際に弾くためにはもちろん練習がいるのは当然なんですが、コードのアレンジって理屈さえ分かればかなりスッキリ理解して弾けるんです。
さらにギターならではの利点があります。Keyの違う曲に合わす時は、コードを同じ形で横移動すればOKなんです。ピアノでもサックスでもKeyが変われば押さえ方が変わります。本来ここが難しいのですが、ギターでは問題ないんですね。なので運指的な難しさってそんなにないんです。「いかに中身を理解するか」が重要なんです。
基礎理論とボイシング
【コードの仕組み】
コードの仕組みを理論を踏まえて分かりやすく解説します。「なぜそのコードが出来上がっているのか?」が理解できるとコードに対する苦手意識がかなりなくなるので必見です。
<解説トピック>
・コードとは
・トライアドとは
・7thコードとは
・テンションとは
・トライトーンとは
【ダイアトニックコード】
ダイアトニックコードはアレンジにとても重要な要素。ここが分からないといくら沢山コードを知っていても曲に合ったアレンジはできません。全てはここを元にアレンジしていきます。
<解説トピック>
・ダイアトニックコードとは
・各コードのスケール
・各コードの構成音
・代理コードを使ったアレンジ
【ボイシングでアレンジ】
コード構成音の配列を変えてコードをアレンジしていきます。安定感・お洒落さ・明暗をボイシングでコントロールしていきます。
<解説トピック>
・メジャートライアド
・マイナートライアド
・メジャーセブンス
・マイナーセブンス
・近いポジションで弾くアレンジ
・横移動で装飾するアレンジ
ボイシングアレンジで
こんな演奏ができます
ここもポイント
<ダイアグラムが見やすい>
今回は動画にダイアグラムを埋め込むスタイルにしました。プリントアウトしなくても動画だけで効率的に進めることができるのでレッスンの利便性がグッと上がっています。
<アコギでもOK>
今回のレシピはコードを解説した内容ですのでアコースティックギターにもピッタリです。エレキ特有のチョーキングやハイポジフレーズは出てきませんのでご安心下さい。